お金を持っているだけでは、幸せにはなりません。
幸せを感じるためには、お金の使い方が重要になります。
お金をどのように使うかで、幸せを感じるかどうかが決まります。
お金があるから幸せであると思っていますが、実はお金があっても幸せを感じる人は少ないのです。
幸せを感じる事柄を、バランスよく持っていることが重要となります。
お金を貯めることと、使うことをバランス良くすることで、幸福感をアップさせましょう。
【幸せを感じることとは?】
1.経済的に満たされている幸せ
2.人間関係(夫婦・子供・職場、学校)が充実している幸せ
3.健康的な生活ができている幸せ
4.仕事が充実している幸せ
5.地域社会に貢献できている幸せ
これらの幸せを感じる項目に、バランス良くお金を使うことで、充実した生活を送ることができます。
ただし、前提条件があります。
経済的に満たされていることが前提です。
日々の生活に最低限必要なお金を把握する。
今の生活が経済的に安心できていることが重要になります。
必要な生活を確保したあと、余った金で幸せを感じることに使う。
お金が沢山あり経済的に恵まれていても、人間関係が充実していなければ、幸福感が半減してしまいます。
また、健康的で人間関係が良くても、お金が少なければ、幸福感が半減してしまいます。
上記の5項目をバランス良く向上させるためにお金を使うことが、最高のお金の使い方になります。
それでは具体的に見ていきましょう。
経済的に満たされている幸せ
前提条件として、
現在、家族が安定して生活できる、最低限の収入を確保すること。
幸せを感じる最高のお金の使い方をするために、今の生活を守ること。
まずは経済的に満たされている状態(必要最低限の生活)にお金を使うことが優先です。
生活を確保(消費)できたら、浪費と投資を常に意識することが「幸せを感じる最高のお金の使い方」につながります。
【消費】
日々の生活で最低限必要となるものやことに使うお金
【浪費】
後になって無駄と感じるようになったものやことに使うお金
(一時的に満足するもの)
【投資】
将来、生活が豊かになったり、価値が上がるものやことに使うお金
同じものを購入するにも、スーパーでは80円ですが、コンビニでは120円の場合は消費が浪費になってしまいます。
車についても買い物や家族旅行に必要な1BOXカーを、高級外車で購入するのは浪費です。
しかし、価値ある高級外車で将来、価格が上昇する場合は投資になります。
健康を維持するための食材や運動は浪費ではなく、投資になります。
現在の家族、状況で消費になるか浪費になるか投資になるか議論することが重要です。
お金を使う場合に、意識しなければいけないことは
【消費】・【浪費】・【投資】
です。
自分たちが購入するものはどれに分類されるかを把握していれば、後悔しないお金の使い方ができることでしょう。
人間関係(夫婦・子供・職場、学校)が充実している幸せ
20代、30代、40代、50代、60代でそれぞれ、その時にしかできない経験・体験にお金を使うことが幸福につながります。
今しかできない(その時にしかできない)経験・体験かどうかで判断することが重要です。
・学生時代の卒業旅行はその時のそのメンバーでないと二度と行くことはできません。
・アスレチックや公園でのアクティビティーは子供が小さい時にしかできません。
・子供が大きくなり手が離れ、自由な時間ができたら、ゆっくり夫婦2人で旅行を楽しむ。
今、自分達にとっての経験(人間関係を充実させる)とは何かを考える。
ただし、ここで注意したいのはものではなく経験・体験にお金を使うことです。
ものにお金を使う場合は注意が必要です。
本当に今、必要であるか?この機能が付いているものが必要か?
高価なものを買っても、満足するのはひと時だけです。
自分達で納得していて、高価なもので気分が落ち着くとか、理由がちゃんとあれば、それは浪費ではなく消費となります。
しかし、欲しかったものを買っても嬉しく、興奮するのは最初の頃だけです。
後から、魅力も無く、どこかに入り込んでしまい、利用価値がなければ、浪費になってしまいます。
むしろ、購入する前にいろいろ調べたり、手に入った時のことを想像したり、そんな購入する前の時間の方が充実しています。
手に入って、1カ月もしたら慣れてしまい、感動も幸福度も薄れていきます。
金額に関係なく、購入する前の気持ちに戻ってしまいます。
高価な車、家、高級時計、服、バッグは特にそうです。
しかし、「価値があるもの」と「そうでないもの」の判断がしっかりできる場合は、購入しても後悔しません。
他人より良いものを持って、見栄を張るためだけに購入するものには限度(金額の上限)がありません。
他人と比較できるものは、どうしても比較してしまい、最終的に幸福度が低下するからです。
上には上がいるため、満足度は下がってしまいます。人間関係も崩れていきます。
他人と比較ができるものにお金を使うのではなく、経験・体験にお金を使う方が満足度が続きます。
経験・体験は、それぞれ感覚が違うため、比較しにくいことが満足度につながるのです。
健康的な生活ができている幸せ
健康を維持することにお金を使う。
若いうちはそれほど気にしなくても良いと思いますが、年齢とともに健康を維持するために必要なことにはお金を使いましょう。
健康でない場合は、幸せな生活を送るのに制限されてしまいます。
大金を使わなくても、健康維持には「毎日の散歩」「毎朝コップ1杯の水を飲む」等の健康維持はできます。
食生活については健康を維持するための食材にはお金を使いましょう。
我が家では「キムチ納豆」を毎晩食べています。
健康であることが幸せを維持するためには必要なのです。
快適に生活するためのものも、今の生活に必要か必要でないか考えて、メリットがある場合は幸福感に繫がります。
ここでも消費、浪費、投資を意識しましょう。
仕事が充実している幸せ
仕事を充実させるためには、自己投資にお金を使いましょう。
何かを始める前にはいろいろ調べて、自分の能力を高める。
情報収集のために通信費、本などの購入。
ただし、固定費を下げるという意味では通信費の見直しは定期的にしたいものです。
本についても新しい情報と少し前の情報と区別して、古本でも良いのか新作でないといけないのか判断しましょう。
本、インターネット等で情報をインプットする。
それが実際に可能かどうか、調査、分析を必ず行いアウトプットする。
しかし、自己投資が浪費で終わらないように、目的意識をもって行わないと、単なる自己満足の浪費になってしまいます。
現状維持ではなく、新しいことにチャレンジしていくことに目を向けましょう。
浪費に終わらせないためには、行動することが重要です。
本業、副業にこだわらず、これからの生き方にあった、自己投資をしたいものです。
小さな成功体験を積み重ねる努力に、お金を使うと幸福度が上がります。
大きく使うのではなく、小さく使い、沢山の失敗から学び、その後の成功体験に変えていく方法を実践したいものです。
会社勤めの場合、仕事の効率を上げるためにお金を使うこと。
主婦の場合、家事の時間を短縮してくれる、時短家電にお金を使うのも幸福につながります。
地域社会に貢献できている幸せ
小さく感謝されることにお金を使う
喜ばれることにお金を使う。
相手に喜ばれる、綺麗なお金の使い方をする。
プレゼントやサプライズなどの体験に使うお金は、幸福度が上がります。
神社やパワースポットなどにお参りしてお賽銭をするだけでも、気持ちが良くなります。
社会、人のためにお金を使う。
大きな喜びを少しだけ経験するよりも、小さな喜びを沢山経験する方が幸福度が上昇すると言われています。
まとめ
幸せを感じる最高のお金の使い方は
「経済的に満たされている幸せ」「人間関係(夫婦・子供・職場、学校)が充実している幸せ」「健康的な生活ができている幸せ」「仕事が充実している幸せ」「地域社会に貢献できている幸せ」
それぞれバランス良く高めることにお金を使うことです。
その際、「消費」、「浪費」、「投資」を意識しましょう。
自分にとって価値のあることにお金を使うことが幸せにつながるからです。
夫婦にとって価値のあること・ものは何ですか?
「他人と比較できること・もの」(贅沢品・形があるもの)よりも「比較しにくいこと・もの」(経験・体験・形がないもの)に、お金を使った方が幸福度が上がります。