
柳生一刀石 とは奈良県奈良市柳生町にある天乃石立神社 の奥に鎮座する巨岩の一つです。
刀で切ったような割れ方をした、見事な巨岩で「鬼滅の刃」で一躍有名となりました。
一度は見てみたい不思議なパワーのある巨岩です。
また、この石には「迷いを断ち切る」「運命を切り開く」という意味が込められています。
新たな挑戦を考えている人にとって、強いパワーをもらえる場所となるでしょう。
そんな強力なパワーを秘めている、一刀石への行き方と駐車場について紹介します。
柳生一刀石は、ただの岩ではなく、日本の剣術史に刻まれた伝説の象徴です。
天狗との修行、剣豪の魂、そして歴史のロマンを感じることができるこの場所を、ぜひ訪れてみてください。
駐車場について

一刀石付近には、車で乗り入れることは出来ません。
一刀石までは約1km弱の山道を歩く必要があります。
ただし、道は整備されていて歩き易いので安心して行けます。
市営駐車場(柳生観光駐車場)
普通車駐車料金 一回 600円


民宿駐車場(民宿三浦の駐車場)
普通車駐車料金 一回 300円

各駐車場からの行き方
「柳生観光駐車場からの行き方」と「民宿三浦の駐車場からの行き方」を紹介します。
柳生観光駐車場からの行き方

市営駐車場から出て、左手に石段の階段を登っていきます。
一刀石まで、約20分程度の山道歩きとなります。


この階段を登っていきます。





看板を一刀石方面へ進みます。




車両通行止の看板を通り過ぎ、山道を登っていきます。


左側には墓地があり、ここまで車で登ってきたら大きな駐車場があります。
ここまで車で来れば、無料で駐車できそうですね。
(注)関係者以外は、常識の範囲で駐車することをお勧めします。






ここから先は、民宿の駐車場からのルートと合流します。




一刀石まで残り、200mです。





下の方に、巨岩が見えます。




御神体として祀られている巨石群です。




神社の横を通り抜け、一刀石へ向かいます。







まるで龍のように、根が張りめぐっています。
一刀石が現れてきました。

実際に見てみると、その大きさに驚きます。
直径約7mの巨石です。





一刀石を見守っているかのようです。








民宿三浦の駐車場からの行き方















市営駐車場からのルートとの合流地点です。
ここから先は、市営駐車場からのルートと同じです。
天狗との修行と一刀石の伝説について
ある夜、柳生 宗厳 (石舟斎)が修行していると、山の奥から天狗の姿をした剣士が現れました。
天狗は超人的な剣術を操り、石舟斎に次々と技を仕掛けてきます。
二人の剣技は火花を散らし、まるで雷鳴のような轟音を響かせました。
戦いは長時間にわたり続きましたが、ついに石舟斎は渾身の力を込めた一閃を放ちました。
しかし、その瞬間、天狗の姿は消え去り、そこには巨大な岩が真っ二つに割れていたのです。
この出来事により、石舟斎は「自分の剣術が極まった」と悟り、「柳生新陰流」を完成させたと伝えられています。
柳生宗厳は柳生三厳の祖父です。
柳生 三厳 は、江戸時代前期の武士、剣豪、旗本。
通称の柳生 十兵衞 で良く知られていますね。
柳生一刀石の見どころ
柳生一刀石は直径約7メートルの巨大な石で、まるで刀で切られたかのように真っ二つに裂けています。
自然に割れたのか、人の手が加わったのかは定かではありませんが、その形状はあまりにも見事なため、剣豪の伝説を信じたくなるほどです。
この石には「迷いを断ち切る」「運命を切り開く」という意味が込められ、特に人生の岐路に立っている人や、新たな挑戦を始めようとしている人にとって強いパワーをもらえる場所とされています。
柳生の里は、奈良市の喧騒から離れた静かな山間の地域です。
豊かな緑に囲まれたこの場所を散策すると、まるで剣豪たちが修行していた時代にタイムスリップしたような気分になります。
周辺には柳生宗矩の墓がある芳徳寺 や、柳生新陰流の資料を展示する柳生観光案内所もあります。
天乃石立神社 について
柳生戸岩谷の天乃石立神社は、延喜式神名帳に記載されている式内社である。
延喜式は一千年前延長年間に撰せられたもので、その神名帳には、全国の官国弊社2132座を記載しているが、戸岩谷の天乃石立神社も、小社としてその中に加わっている。
天乃石立神社の祭神は、天照大御神、豊盤門戸命、櫛盤門戸命、天盤戸別命となっているが、神体は扉の形をした巨岩(花崗岩)、前伏盤、前立盤、後立盤の三つに割れている。
前立盤は高さ六メートル幅七・三メートル厚さ一・二メートルあって、全体が扉の形をしている。
伝説によると、神代の昔、高天原で手力雄命が天岩戸を引き開けたとき、力余ってその扉石が、虚空を飛来し、この地に落ちたのだという。
虚岩崇拝の好適例で、古来土地の人達の信仰は深く強いものがあった。
天保二年(1645)但馬守宗矩は、参道を修理して並木を植えているし、宝永二年(1705)柳生宗弘は、能舞台を建て石燈籠を寄進し、寛保二年(1742)藩主俊平も、石燈籠を寄進している。
ここは柳生家の修練の場といわれています。
この谷には、巨岩が重塁しており、前伏磐、前立磐と後立磐からなる巨石を天の石立神社の御神体として祀っています。
延喜式神名帳にも記載されている式内社で、手力雄之命が開いたという天の岩戸の扉が空を飛んでここに落ちたという伝説がある自然信仰の貴重な神社です。
まとめ
鬼滅の刃で一躍有名となった【柳生一刀石】 についてまとめました。
刀で切ったような割れ方をしている見事な巨岩で、一刀石の周辺は空気が変わり木々の生命力、浄化作用を感じる場所であると感じました。
「迷いを断ち切りたい人」「運命を切り開きたい人」には訪れる価値のある神聖な場所ではないでしょうか?
奈良県に来たら行ってみたいパワースポットは、下記を参照してください。