第14号では知多四国八十八カ所巡りの第58番霊場(来応寺)・第59番霊場(玉泉寺)・第60番霊場(安楽寺)・第61番霊場(高讃寺)・第62番霊場(洞雲寺)の記載をしています。
この記事は自家用車で巡礼を行ってみたい、初心者の方に参考になればと思い書いています。
1カ月ぶりのお遍路です。
第14号では第58番霊場・第59番霊場・第60番霊場・第61番霊場・第62番霊場の順に巡礼します。
お賽銭の十円玉も十分、貯まったね。
御朱印の百円玉も貯まってるから。
久しぶりのお遍路なので、今回はどんな事があるかなー?
いよいよ、出発です。
知多四国第58番霊場 来応寺(らいおうじ)
駐車場はお寺の入口から入って、右側に数台駐車可能なスペースがある。
メイン道路沿いには無いので、注意してください。
始め駐車場が分からなく、通り過ぎたね。
Uターンして戻って、お寺の中に入って、駐車しました。
ぽっくり地蔵さまって何?
首が無いお地蔵まさに見えるけど?
昔から村人が「ぽっくり往生」するよう祈りをこめた霊験あらたかなお地蔵さまです。
と書かれています。
簡単に言うと、ぽっくり往生できますようにと、願いが掛けられる仏様です。
いつの時代でも人は苦しまずに、楽に逝きたいと願うものですね。
あの青果店を見てみて!
さかなの漢字が昔の字のまま。
来応寺の向かいに、昭和感が漂う青果店があったから、思わずノスタルジックに浸ってしまいました。
いつから営業しているのだろう?
銅像の人はどんな人なのかな?
常滑で活躍された文化功労者のようです。
地元では有名な方なのでしょう。
特に、女子教育に尽力された方と伝えられています。
知多四国第59番霊場 玉泉寺(ぎょくせんじ)
来応寺を出て、すぐの所に有ります。
近くて、通り過ぎてしまった!
Uターンして戻ってきたね。
今回は入口が狭い所が多く、大きい車は大変だね!
知多四国第60番霊場 安楽寺(あんらくじ)
安楽寺は綺麗に整備され、見た目にもこだわっているお寺だね。
蓮の華がたくさんある。
お寺と蓮の華には何か関係があるのかな?
蓮の華と仏教との繋がりでよく言われるのは、「泥の中から清らかさと気高さを感じさせる花が咲き出る様子が、煩悩だらけの俗世で悟りという大きな花を開く感じが近いこと」
「蓮華の八徳」
1.華果同時(けかどうじ)の徳
蓮の華が咲くと同時に実が出来ているように、誰もが仏様になる性質をそなえていることを知る。
2.泥中不染(でんちゅうふせん)の徳
泥の中にあって泥に染まらない清浄無垢な心を持つ。
3.一茎一華(いっけいいっか)の徳
一つの茎に一つの華をつけるように、多くを望むことなく欲を出さない。
4.漣糸織布(れんししきふ)の徳
蓮の茎からできた糸で、敷物や着るものがつくられるように、慈悲の心で相手を思いやる。
5.蓮根食用(れんこんしょくよう)の徳
蓮の根である蓮根は食べることができます。自分の身を犠牲にしても相手を生かす気持ち。
6.不着水滴(ふちゃくすいてき)の徳
蓮の葉の上の水滴が玉のようになって落ちるように、執着の心を無くす。
7.漣果薬用(れんかやくよう)の徳
蓮の実は薬として利用されています。苦しんでいる人の苦しみを治し、助ける薬となる。
8.漣台乗仏(れんだいじょうぶつ)の徳
仏様が立たれたり、座られたりする台のように、敬い境地を表す。
本四国お砂踏みで書かれているのはどんな意味?
「発心の道場」・・・発心とは悟りを得ようとする心を起こすこと。物事を始めようと思うこと。
「修行の道場」・・・修行とは悟りをめざして心身浄化を習い修めること。学問や技芸を磨くため、努力をして学ぶこと。
「菩提の道場」・・・菩提(ぼだい)とは煩悩(ぼんのう)を断ち切って悟りの境地に達すること。悟りの知恵、死後の冥福を学習する。
「涅槃の道場」・・・涅槃(ねはん)とは智慧(ちえ)を磨き修行を積んで、迷いや煩悩や執着を断ち切り、悟りに到達して、いっさいの苦、束縛、輪廻から解放された最高の境地をいう。
それぞれの立ち位置での道場があるという意味があるんだなー
知多四国第61番霊場 高讃寺(こうさんじ)
立派な門が見えます。
両サイドに風神・雷神かな?
「池の中から出てきた仁王様」という昔ばなしが載っています。
昔、樽水本宮山の前方下の御嶽の池の中から引き上げられた仁王様で大勢の村人が話合い樽水洞雲寺へ運ぼうと綱を引く人、後から押す人、しかしどうしても動かず弱り果て、ア!そうだ、此れは高讃寺の仁王様だ、高讃寺へと話がまとまり「ソレ引け」と引いたところ今までビクともしなかった仁王様がまるで足でも生えたように軽く動き無事高讃寺へ安置でき目出たし、目出たし。
注)戦国の天文六年(一五三七)織田今川両氏の戦火をのがれ三岳の池の中へ幾数年後の江戸初期寛文年間、現在地へ「池の中から出てきた仁王様」が眼前の此の仁王様です。
立派な木があるけど?
常滑市指定天然記念物
「高讃寺のツバキ」
樹高8.07m、地ぎわ周り1.96m、1.1m高幹回り19.2mの古木で、貴重なツバキです。
花は、紅色・八重(18弁前後)で春咲きです。
樹幹は、ほんのわずか西に傾き、地上約1.4mの高さより3幹に分かれていて、樹木の中段から上段の一部にかけて枝の曲折が多く、剪定時等の障害跡も認められます。
これらは、長い年月に耐えてきた証といえます。
推定樹齢350年超
常滑市教育委員会
知多四国第62番霊場 洞雲寺(とううんじ)
上駐車場へ向かう際、道幅が狭いので注意が必要です。
御朱印をいただく際、住職が不愛想でした。
そーだね。
もう少し気持ちよく接してもらえると、気分も良くなるのにね。
たまたま、忙しくしていたのかな?
見上げて如来ってなんだろね?
「見上げての弥陀」とも申します。
この阿弥陀様の前にお座りいただき、見上げていただきますと不思議と眼が合います。
立ったままで拝むと眼を下にそらしているように見えますが、お座りいただき、仰いでいただくことにより阿弥陀様の慈眼をいただくことができるのです。
いつでも、どこでも阿弥陀様に慈眼をいただいているご縁を歓びながら・・・南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏
洞雲寺より
第15号では第63番霊場大善院~第65番霊場相持院に加えて、ランチの情報を記載します。
ランチはちょっとリッチでお洒落にビストロランチです。
乞うご期待ください。