第20号では知多四国八十八カ所巡りの第87番霊場(長寿寺)・第88番霊場(円通寺)・八事山興正寺の記載をしています。
この記事は自家用車で巡礼を行ってみたい、初心者の方に参考になればと思い書いています。
第20号ではインド料理「ジェニス」でのランチ、第87番霊場・第88番霊場・八事山興正寺の順に巡礼します。
インド料理ジェニスから第87番霊場長寿寺より第88番霊場円通寺の方が近いので、ランチ後は第88番円通寺を先に巡ります。
第88番霊場 円通寺で結願(けちがん)です。
結願のお礼参りに八事山興正寺へ向かいます。
ランチ インド料理 ジェニス
11時50分くらいに到着した時点では、2組のお客さんしか居ませんでした。
平日の月曜日という事もあり、混んでいなかったので、料理の提供も早く、満足しました。
この店に決めたのは、昔、ジャイプールというインドカレーの専門店に行ったことがあり、美味しかった記憶があったからです。
しかし、大府市から半田市に移転して以来、行っていませんでした。
このジェニスで料理している人はジャイプールで働いていたと書いてあったので、同じ味が楽しめると思い、訪れました。
【メニュー】
Aランチ(日替わりカレーで本日はじゃがいもカレーでした。)
Bランチ(野菜カレーとチキンカレーのどちらかを選択。)
Cランチ以降は選べるカレーの種類が増えるのと品数が増えていきます。
私たちはBランチで野菜カレーとチキンカレーを注文しました。
ライスとナンはもちろんナンを選択。
ナンはおかわり自由ですが、意外とボリュームがあり、1枚で十分でした。
野菜カレーは野菜の旨味がでていて、美味しく満足しました。
今回、事前にクーポンを打ち出して持って行ったので、1人100円引きとなりなした。
スマホの画面にクーポンを表示させて、見せても良いと書いてあります。
少しでも、節約したい方は利用してみてはどうでしょう?
お腹も満たされたので、引き続きお遍路再開です。
いよいよ、残すは第87番霊場と第88番霊場です。
ジャニスから第87番霊場長寿寺より第88番霊場円通寺の方が近いため、第88番霊場円通寺から巡ります。
知多四国第87番霊場 長寿寺(ちょうじゅじ)
長寿寺について
鷲頭山と号し、臨済宗永源寺派
当山はもと真言宗長祐寺と称したが、永禄三年(一五六〇)鷲津砦の兵火により寺は焼失した。
江戸時代、大高領主志水忠継の母長寿院は黄檗宗への信仰厚く、その臨終に際し、この地に禅寺の建立を孫忠時に遺命した。
天和二年(一六八二)伽藍竣工し、この時宗派を黄檗宗に、寺号を長寿寺に改めた。
今の宗派になったのは、元禄四年(一六九一)石梯道雲のときである。
名古屋市教育委員会より
赤い鳥居が見える。
稲荷神社がありそう。
高蔵坊稲荷(こうぞんぼういなり)
鷲津山のふもとにあるここ長寿寺の伝説です。
昔むかし、寺が傷んできても修理ができず、住職の高蔵坊は困っていました。
その頃、この山に一疋の狐が住んでおり、住職はこの狐をとても可愛がっていました。
いつしか住職の嘆きを知った狐は、ある日突然姿を住職に変え、村々を巡ってこの寺の御利益を説いて廻りました。
その結果、各地からお参りの人々がつぎつぎ訪れるようになり寺は立派に修理できたということです。
村人は、その狐を高蔵坊狐(こうぞんぼうぎつね)と呼び、ますます可愛がりました。
その後村人はお堂を建て、この狐を祀りました。
いまも毎年三月第一日曜日、高蔵坊稲荷大祭が行われ、多くの参詣者で賑わいます。
長寿寺 大高歴史の会より
知多四国第88番霊場 円通寺(えんつうじ)
正面入口からは立派な本堂が見えます。
立替え・改修して間がないのか、カラーコーンが立てられていて、参拝できませんでした。
従って、弘法堂へ向かいます。
三種類の御札様がある。
①玄関の御守り 立ち弘法
此の門をよけて通れよ風の神 通りに姿のあらん限り
家事災難 盗難等からご家庭をお守りし家内安全を祈願する有り難い弘法様です。
②トイレの神様 うすさま明王
御真言 おんくろだのう うんじゃくそわか
腰から下をお守りして不浄を清浄へと転じ下の病に侵されないようお徳を頂戴します。
③お風呂の神様 ばったばら菩薩
沐浴身体 當願衆生 身心無垢 内外清潔
身も心も穢(けが)れなく、内も外も清らかに光り輝きますようにと願いご利益を頂戴いたします。
木造毘沙門天立像について
鎌倉時代 像高87.2cm ヒノキ材 寄木造
円通寺の本尊、馬頭観世音菩薩の脇侍として安置されています。
彩色はほとんど剥落しており、胡粉地が多少残存しています。
毘沙門天は、四天王の一尊として北方をつかさどり、財宝富貴を守ると言われています。
この像の様に足元の邪鬼を踏みつけながら、右手に宝槍、左手に多宝塔を持つのは一般的な型で、面相の力強さは鎌倉期の仏像の特徴をよく表しています。
昭和五十一年から翌年にかけ、解体修理が実施されました。
大府市より
木造馬頭観世音菩薩立像について
平安時代 像高149.4cm ヒノキ材 寄木造
円通寺の本尊で、観音堂に安置されています。
寺伝では行基作とされ、三面八臂で本面の頂に馬頭をあらわし、天冠台が彫出されています。
大府市より
木造子安准胝観世音菩薩立像について
平安時代 像高141.6cm カヤ材 割矧造
額に一眼を表す三眼あり、衣紋下絵の墨絵が残っています。
寺伝では、子安大明神の奥の院の本尊仏が、後に円通寺に移されたとされています。
大府市より
青銅鋳造鰐口について
室町時代後期 胴経27cm 幅8cm
胴面に「尾張智多群名和郷瑞木山円通寺用之 干時永正十歳癸酉正月八日施主 敬白」の陰刻があり、永正十年(一五一三)に円通寺に寄進するため作られたものだとわかります。
大府市より
円通寺にも重軽菩薩・重軽石があります。
①一礼し、先ず持ってみる
②合掌し、願い事をする
③一礼し、持ってみて・・・
軽ければ、願い成就近し
重ければ、願い成就遠し
知多四国八十八カ所霊場すべて巡礼しました。
夫婦ふたりで何も分からないところから、最後の八十八番目まで終えることが出来ました。
知多四国八十八カ所霊場の結願のお礼参りとして、八事山興正寺へ向かいます。
知多四国結願お礼参り 八事山興正寺(こうしょうじ)
八事にあるため、交通量も多く、駐車場は有料駐車場になります。
駐車料金は一日200円です。安いため、安心して止められます。
街の中に自然があふれ気持ちよい空間となっています。
立派な山門をくぐると巨大な大仏が現れます。
瓦の上を見てみると、しゃちほこがのっているため名古屋を感じます。
釈迦牟尼大仏(しゃかむにだいぶつ)
略称 平成大仏
総高 7.1m
重さ 約6トン
青銅鋳造に漆塗り仕上げ
この尊像は平成二十六年九月、国家安泰 国豊かで皆が平穏なれとの祈りを込めて八事の地に奉安されました。
釈迦牟尼仏は、今から約二五〇○年前にインドで悟りを開き、仏となって人々を導かれました。
その教えは多くの弟子によって伝承され、仏教として世界中に広まっています。
つまりは、仏教の根源の御仏なのです。
當山の釈迦牟尼大仏は開山・天瑞圓照和尚が戒律を守る規範として奉安し、永久に掛けておくようにとの厳命のもと、守り伝えられてきた掛軸に描かれていた御仏を再現したお姿。
千年変わらぬそのお姿で、私たちや未来の子孫まで見守り、お導きいただくようにとの願いを込めて、富山県高岡市の鋳造所において命が吹き込まれ、當山へと奉安されました。
八事山 興正寺より
本堂でお参りを済ませ、奥の院へ向かいます。
エスカレーターで登っていきます。
都会のお寺は違うね。
弘法堂でのお礼参りも済ませ、無事終了しました。
「夫婦の幸せ見つけ旅」で作成したマンダラチャートで掲げた、目標の一つ「知多四国お遍路をやり遂げる」をクリアしたね。
お遍路について何も知らない2人が、いろいろ調べながら達成できたね。
お疲れ様です。