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【千光寺の四季折々の魅力と歴史を巡る旅】広島県尾道市の絶景スポット

尾道市にある千光寺せんこうじは、その壮大な景色と長い歴史により、多くの観光客や地元の人々に愛される寺院です。

瀬戸内海と尾道市街を一望できる立地から、四季折々の自然美を楽しむことができ、訪れるたびに新しい魅力を発見できる場所です。

まずは、車で千光寺公園駐車場へ向かいます。

ロープウェーを利用することも出来ます。

千光寺公園の駐車場は早朝行けば、無料開放されています。

千光湧水

尾道には古代の歴史の謎が隠されている。

尾道三山にある浄土寺、西国寺、千光寺が向島の岩屋山に向けて建立されている謎である。

これらは鎮護安寧を願う大和朝廷の古代陰陽思想による景観デザインであると考えられる。

ここ千光寺本堂も冬至の朝日が正面岩屋山から戻ってくるよう建立されていることが確認され、また千光寺山から謎の流水線刻が発見された。

この「千光湧水」も流水システムを取り入れ、また円筒部分から岩屋山が眺望できるよう、尾道の古代都市計画と連環して設計された。 

 2003年 尾道ロータリークラブ

千光寺について

千光寺は、806年(大同元年)に弘法大師空海によって開山されたと伝えられています。

千光寺(真言宗)

開基は平安時代の始め大同元年(806年)で、後に源氏の名将多田満仲の中興と伝えている。

境内中央の巨岩「玉の岩」は昔この岩の頂に如意宝珠があって、夜毎に海上を照らしていたのでこの地を「玉の浦」と呼ぶとか。

玉の岩の右には朱塗りの本堂、左には竜宮造りの鐘楼を配して、尾道の風光のかなめをなしている。

本堂は貞享三年(1686年)の建立で、この地方には珍しい舞台造り、堂内に置かれた須弥壇は応永から永享(1394~1440年)頃の作で、和様に唐様を加味した形式で、ここに安置された本尊は秘仏の千手観世音菩薩。

鐘楼の鐘は除夜の鐘でもおなじみのもの「音に名高い千光寺の鐘は一里聞こえて二里ひびく」と俚謡にまでうたわれている。

本堂までの長い石段の左右には、かつて若杉慧の「野の仏」にも紹介された古い石仏や除虫菊の創始者上山英一郎翁の頌徳碑や児玉不揺の筆塚などもある。

この寺の眺望は我が国随一といわれ山頂から八合目あたりを巡る「文学のこみち」は、尾道の風光を愛でた文人墨客の作品を天然の岩に刻んだ遊歩道である。

千光寺案内図

公園駐車場から尾道市立美術館の脇の道を下って千光寺へ向かいます。

曇り空のため、霧が発生しています。

尾道市街が一望できるはずなのですが、見ることが出来ませんでした。

上記公式ホームページに絶景が載っているので見てみてください。

中国観音霊場第十番札所、備後西国観音霊場第七番札所

千手観世音菩薩(市重要文化財)本堂に本尊

須弥壇(市重要文化財)本堂に安置

不動明王(市重要文化財)護摩堂に安置

阿弥陀如来(市重要文化財)護摩堂に安置

地蔵菩薩(市重要文化財)護摩堂に安置

石造逆修塔 二基(市重要文化財)本堂下参道脇

石造阿弥陀三尊像(市重要文化財)本堂下参道脇(磨崖仏)

【千光寺山御案内】

皆様千光寺へようこそ御参拝下さいました。

千光寺は大同元年(806年)の開基と伝えられ、往古から霊験あらたかな信仰と比類のない景勝の寺として広く知られております。

又千光寺公園は明治三十六年(1903年)時の多田實圓千光寺住職が公園敷地として尾道市へ寄付した寺領約四千四百五十二平方米(1347坪)を以てその発祥とし、其後昭和三十二年尾道市の懇請により公園補用地として寺領の一部約三万三千平方米(約一万坪)の管理運用を市当局に委嘱し現在に至っております。

天下の眺望に自然と人工を配し尾道観光の拠点でもあります。就いては、山内に於て下記事項を厳守下さいますよう当山からもお願いいたします。

1.焚火等火災の惧れある行為をしない。

2.寺領内を無断使用しない。

3.車輛の駐車はしない。

4.石碑文の拓本ずりをしない。

中国観音霊場第十番札所 千光寺

千光寺公園の展望台

千光寺の境内には、千光寺公園が広がっており、この公園内にある展望台は、尾道市を一望できる絶景スポットとして非常に人気があります。

展望台からは、瀬戸内海に浮かぶ島々や、尾道市街の街並みを一望でき、晴れた日には遠く四国の山々まで見渡すことができます。

また、夕暮れ時には美しい夕日が瀬戸内海に沈む様子が見られ、ロマンチックな雰囲気を楽しむことができます。

文学のこみちを通り、展望台を目指します。

晴れていれば、最高の景色が見れたのでしょう。

桜のトンネル

千光寺は、春には桜の名所として知られています。

千光寺公園には約1,500本の桜が植えられており、桜の開花シーズンには、境内全体がピンク色の花で彩られます。

特に見事なのは、「桜のトンネル」と呼ばれる参道沿いの桜並木です。

このトンネルを歩きながら、頭上に広がる満開の桜を楽しむことができ、春の訪れを全身で感じることができます。

夜になると、桜の花がライトアップされ、昼間とは異なる幻想的な景色が広がります。

夜桜を楽しむために訪れる観光客も多く、カメラを持った人々が美しい風景を撮影しようと集まります。

夜桜を眺めながら、千光寺の静かな夜の雰囲気を堪能するのも一興です。

紅葉の絨毯

秋になると、千光寺は紅葉に包まれ、また違った美しさを見せます。

赤やオレンジ、黄色に色づいた木々が、境内や参道を鮮やかに彩り、特に夕暮れ時には、紅葉が夕日の光に照らされて美しく輝きます。

この紅葉の季節は、写真愛好家にとっても絶好の撮影スポットであり、多くの人々がカメラを片手に訪れます。

秋の千光寺では、紅葉を楽しむための特別イベントや祭りが開催されることもあります。

地元の特産品を販売する屋台や、伝統的な音楽や舞踊のパフォーマンスが行われ、訪れる人々を楽しませます。

この時期に訪れると、紅葉だけでなく、尾道市の文化や風習にも触れることができます。

まとめ

瀬戸内海と尾道市街を一望できると期待して向かった千光寺でしたが、天候に恵まれず絶景を見ることは出来ませんでした。

春の桜、秋の紅葉を見に再度行ってみたいものです。

広島へ訪れたら行ってみたい神社やパワースポットをまとめています。

下記ブログを参照してください。