家庭に良いこと

【和室をおしゃれにDIY】古くなった畳をモダンでシックに大改造!

古くなった畳をおしゃれに大変身させたくありませんか?

近年、畳にもいろいろな種類と色が増えて来て、モダンでおしゃれな雰囲気を演出できるようになっています。

そんな中、我が家でもちょっとしたリフォーム(DIY)を考えています。

まずは和室に置いてあるものを整理して、畳をモダンでおしゃれなものに変更してみましょう。

畳の種類と寸法

畳にはいろいろな種類・寸法があるのを知っていますか?

一般的な畳の種類

縁付き畳(へりつきたたみ)と縁なし畳(へりなしたたみ)に分類されます。

縁付き畳(へりつきたたみ)

最も一般的な畳で畳床、畳表、畳縁の構造で作られています。

厚みは5cm~6cmとなります。

近年、軽量で厚みの薄いタイプのものもたくさんあります。

なし畳(へりなしたたみ)

長い辺側は手加工が難しく、畳職人の技術が必要となります。

縁なしたたみは琉球畳表が使用されることが多い畳です。

次に、畳表と畳床はどのような材質、構造をしているのでしょう?

畳表について
  • 国産表 国産のイグサを使用し弾力性や耐久性に優れている。
  • 中国産表 中国産のイグサを使用しており、一般的で広く普及しています。安価であるため国産イグサに比べて品質は劣ります。
  • PP表 化学材料を使用したもので、樹脂と和紙が主な原料となっています。防カビや耐久性に優れている。イグサに比べて質感が良くない。
畳床について
  • 藁床 天然素材の藁で作られており、調質効果がある。
  • 建材床 すべて科学繊維で作られています。ダニなど発生しにくく、断熱効果、耐久性に優れている。
  • 藁サンド 藁と藁の間に発砲スチロールを挟んだもの。価格を抑えて、藁の感触を感じられるのが特徴。

現在、使用されている畳がどのタイプかにより、厚みに違いがあります。

新しくする場合、畳の選定に必要となります。

実物を計測するのが一番確実となりますが、畳の構造を知っているのも重要となります。

我が家の場合は縁付き畳で畳表は中国産イグサ・畳床は建材床となります。

一般的な畳の規格寸法

どの規格畳の長辺(丈)と短辺(巾)の比率は約2:1となっています。

京間(きょうま)

約1.82m2

丈191cm×巾95.5cm

西日本に多く使われている。

六一間(ろくいちま)

約1.71m2

丈185cm×92.5cm

山陰地方・近畿地方に使われていて、あまり知られていません。

中京間(ちゅうきょうま)

約1.65m2

丈182cm×巾91cm

東海地方に多く使われています。

江戸間(えどま)

約1.55m2

丈176cm×巾88cm

関東地方に多く使われ、畳の標準規格と言われています。

団地間(だんちま)

約1.44m2

丈170cm×巾85cm

集合住宅で多く使われています。

六畳でも畳の種類で大きさに差がでます。

京間(丈191cm×巾95.5cm)×6畳=10.9443m2

六一間(丈185cm×巾92.5cm)×6畳=10.2675m2

中京間(丈182cm×巾91cm)×6畳=9.9372m2

江戸間(丈176cm×巾87.8cm)×6畳=9.27168m2

団地間(丈170cm×巾85.0cm)×6畳=8.67m2

新しい畳の寸法を確認して、合うものを選定する必要があります。

しかし、気に入ったデザインで合う寸法のものが、なかなか無いのも現状です。

我が家の畳寸法は規格と少し違っています。

丈174cm×巾87cmで江戸間に近い寸法ですが、柱や壁の位置等から6畳の寸法が若干違い、畳の寸法が異なっていました。

和室の寸法を確認

自分の家の和室の寸法を把握する必要があります。

丈174×巾87×6畳=90.828m2

6畳和室の寸法3480mm×2610mm

我が家の畳は江戸間の寸法に近いものでした。

おしゃれでモダンな畳について

一般的なイグサの色ではありふれているので、ブラックかブラウンを選定すると高級感がありシックな雰囲気となります。

子供が小さいうちは明るめの色を選定すると良いですね。

サイズは半畳タイプを並べて、組み合わせるのがおしゃれです。

やはり、琉球畳の雰囲気が良いですね。

我が家では子供も大きくなり、落ち着いた雰囲気のブラックかブラウンで悩みました。

結果、おしゃれ感と高級感があるブラックを選択しました。

暗くなりすぎないように、ブラックとベージュの市松模様に決定。

我が家で採用した畳について

琉球畳の雰囲気でおしゃれなもの。

厚みが1.5cmの薄畳。

PP材のもの。

色は黒か茶色でシックなもの。

置き畳で87cm×87cm(厚み1.5cm)のものがありませんでした。

特注で製作すると高価になるため、規格サイズのもので選定する。

隙間は板で調整する方法に決めました。

イグサの畳はイグサの剥がれが目立ち、和室以外にイグサが舞って掃除が大変でした。

新しい畳はPP材(ポリプロピレン)の擦れ剥がれが少ないタイプのものにしようと考えていました。

検索で置き畳➡PPでイケヒコの置き畳を見つけました。

株式会社イケヒコ・コーポレーション

サイズ:82cm×82cm(厚み1.7cm)

カラー:ベージュ/ブラック/ブラウン/グリーン

組成:表地・・・ポリプロピレン100%

中材・・・ヒバ硬綿15mm

裏・・・連結用ジョイント材

ヘリ・・・PP、PE

生産国:日本

我が家の和室にあてはめてみると

古い畳を撤去して、新しい畳を置きます。

今回、イケヒココーポレーションさんのブラックとベージュの組み合わせで配置しました。

畳の配置を決めるのに、仮置きしてイメージ通りかチェックをします。

さらに隙間の寸法を測ります。

100mmから200mmの隙間ができてしまいます。

ホームセンターで板をカットしてもらい、隙間を埋めさらに、大理石調のフロアタイルで縁取りを黒くします。

今回使用するフロアタイルは、610mm(長さ)×305mm(巾)×5mm(厚み)のサイズのものです。

直射日光が当たる部分となるため、分厚くしっかりしたものを選定しました。

隙間を埋めるのに必要な枚数は7枚です。(カットして使用)

ベースとなる板材は9mm程度ものをホームセンターで購入し、15mm程度に合わせます。

黒の大理石調にすることで、高級感を演出することができます。

洗面所トイレには大理石調の白いフロアタイルがおすすめです。

今回使用するGenericのフロアタイルの色味です。

全部で5色あります。

サイズは457mm×457mm×1.8mmとなります。

トイレマットやスリッパも、新しく清潔なものにしましょう。

バスマットは白がお勧めです。

壁紙をおしゃれにリメイクしましょう。

まとめ

畳を新しくおしゃれでモダンなものに変更したいと考えている人は参考にしてください。

現状の畳の寸法を把握する。

特に厚みには注意してください。

規格サイズのものは種類が決まっているため、適合するかどうか重要となってきます。

平面寸法が合わない場合は隙間を埋めることで解決できます。

和室の畳を変えるだけで、雰囲気もガラリと変わります。

いろいろチャレンジして、家庭を明るく元気にして幸せな生活を送りましょう。

以前、ウッドデッキをDIYで作成し、経年劣化によりボロボロになったものを取り壊して新しくしました。

興味がある方はウッドデッキのリフォームも参考にしてください。